井上サチ子オフィス
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Mobile:090-9235-6378
※お急ぎの方は携帯電話にご連絡くださいませ。
衣裳をプロ仕様にて制作いたします。
【制作例】
- ハワイアンダンス
- ベリーダンス
- フラメンコ
- フォークダンス
- コーラス
- その他イベント衣裳
古い・古い手紙発見
もう 20年も前に或るTV局主催 ファミリー向け夏休みイヴェントが開催されました。
テーマは「みんなでキャンプ」です。
普通は 大手広告代理店に依頼するのですが この時は 本当に珍しく
主宰社はアメリカ系エンターテインメントグループに依頼しました。
ホテルの大きな宴会場の中に 森を設えて遊ぶという趣向です。
私はこのアメリカ系エンターテインメント・グループから
人気のキャラクター以外のダンサーや森を守る人の衣裳デザインの仕事を頂きました。
そして このグループのプロデューサーから お礼の手紙を頂いたのです。
すっかり忘れていた事でしたが とても懐かしくて 載せてみたい気持ちになりました。
井上サチ子の上海での活動紹介
中国の上海をベースにした活動をご紹介いたします。
私は1990年に文化庁「芸術家海外研修員制度」で中国/北京市「中国青年芸術劇院」にて中国服装史や少数民族衣裳について学ぶ機会がありました。
そうしたこともあり中国の方とはずっとご縁が続いています。
今回は、上海で行われたファッションショー”One In A Million”にリデザインアドバイザーとして参加した際の作品を紹介いたします。また、ヴィンテージものをメインに紹介する雑誌のジュエリー紹介号に衣裳を提供させていただきました。
こちらをクリックして詳細ページをご覧ください。
「尚美学園大学」の非常勤講師としてスタート
音楽、芸術系大学「尚美学園大学」です。
(尚美学園大学)
(パストラル・大ホール)
お引き受けする事にしたのは なによりも 私がこれまでにやって来た事を再認識する良い機会だと思ったからです。
そして私自身 今にして思えばとても無駄な事、回り道をしたと思える事が多く有り、
少しでも これからの若い人達に そうしなくてもよい事を伝えられれば、と考えたからです。
尚美学園大学では 3年前、芸術情報学部に新しい「舞台表現学科」が創られました。
演劇コース、ミュージカルコース、ダンスコースがあります。
新しい学科の一期生の学生は この新学期で3年生になりました。
授業ではパフォーマーの学習の他に 舞台芸術の一環として舞台美術、照明研究、衣裳研究 が選択科目となっております。
私の受け持ちは 週一回で「衣裳研究」です。授業計画は総て自分で作りました。
もうすでに 7回の授業を行いました。
前半は 長い時間を経て多くの優秀な先人達が創り上げた「様式」についての授業でした。
歌舞伎の決まりもの衣裳、日本の着物について、世界の民族舞踊衣裳、その文化、時代の背景等の考察をして来ました。
世界の民族衣裳ではコーカサスの国「ジョージア」を選びました。ため息がでるほど美しい民族衣裳です。
西洋の時代衣裳では 演劇コースの学生には最も役に立つと思われるヴィクトリア時代の終わりからエドワード時代を選び、時のファッション・リーダーでもあった「オスカー・ワイルド]を具体的な例題として取り上げました。
民族舞踊衣裳の授業では友人の「インド舞踊家」の 小田切淳子先生にフルコスチューム、フルメイクで 踊って頂きました。 インド舞踊衣裳は本当に美しく ほとんどの学生は初めて観たとの事でしたがその美しさに驚いていました。
これからは いよいよ衣裳創りの授業になります。
演出家の世界観、テーマをデザインする事とは? 舞台はチームで創りあげていく 等等の授業に入っていきます。
授業の為の準備は本当に楽しいものです。
これほど 楽しいとは思いませんでした。
例えば 準備をしていて歌舞伎がこれほど面白いものだったのか、と思いました。
いわゆる現在の「戦隊物」とは歌舞伎の「白浪五人男」がモデルになっている事も 納得です。
又 着物とは着方そのものがクリエイティヴであり 言ってみれば「3D」で進化を続けている事等を 新ためて知る事ができるのです。
夏休みまでの春学期の授業ですが しっかり準備をして学生達と私自身 一緒に学んで行きたいと思います。
(尚美学園大学パフォーミングアーツ・ホール)
(尚美学園大学構内)
(カフェテリア)
「ショウ・ボートに出会って」を日本照明家協会誌に掲載
ショウ・ボートの照明大賞授賞式で主宰の日本照明家協会の委員をされている日大芸術学部、千早正美教授に協会誌への原稿を依頼されました。
「内容は好きな事を書いてください。」との事。どうしたものか、と躊躇していたのですが
ショウ・ボートについて書ければ、照明プランナーの渡部良一さんの想いに続いて行ける、と承諾しました。
書きあがってみれば それは「私の仕事史」でもありました。
又、ショウボートは 私の仕事の原点でもありました。
このようなわけで私の「自分の記録」となった次第です。
ひとつの節目で「自分の記録」が活字になって非常に幸運でした。
日本照明家協会誌・10月号より、協会からご好意を頂きましたので
シェアしたいと思います。
「ショウ・ボートに出会って」日本照明家協会誌・10月号より