井上サチ子の上海での活動紹介

“One In A Million”ファッションショーへの参加

上海で行われたファッションショー”One In A Million”にリデザインアドバイザーとして参加しました。
このショーでは様々な分野で活躍する方々に、ベースとなるブランド服をセレクトいただくと共に、それをリデザインする理念を提示いただき、井上サチ子がそれを受けてリデザインしました。改作はすべて日本のアトリエの縫製技術を駆使して行われました。
現在の上海富裕層は新しいファッションには興味がなくヴィンテージの服に関心が集まっています。今回のショーは上海で新開発されている地域の高級マンション郡の中にあるショッピングセンターで開催され全作品が即時予約完売となりました。

WORKS 作品の一部紹介(画像をクリックすると詳細が表示されます)

PEOPLE ファッションショーの関係者のご紹介

グロリア・リーさん

グロリア・リー 李英姿さん

今回のショーの主催者です。 「One In A Million」という高級ブランド・ヴィンテージ販売会社の経営者。「One In A Million」を立ち上げる前は、 アメリカ系広告会社の中国エリアCEOというビジネスウーマンです。

今回のショーでは「ファッション(限定された服)が持つ世界観をのこしながら、 新しい世界観を融合させ再び新しい命を与える」、というコンセプトをグロリアさんから提示され、Comme des Garconsのワンサイズの服をフリーサイズに出来るデザインに展開しました。

グロリア・リーさんの作品
アンドリュース・チンさん

アンドリュース・チン 陳奕仁さん

香港に本社がある都市計画会社のCEO。他に数社を経営されており、その内のひとつがドイツ玩具メーカー「シュタイフ」中国エリアの販売代理会社です。
今回のショーではDsquared2の服にたくさんのシュタイフのテディベアをあしらいました。
アンドリュースさんは「ビジネスは社会の人が楽しんでくれる事の為にある」、との考えを持たれており、「持続発展させていくことは、人として社会として、自然の資源を財産としてこの先ずっと残していく永遠のテーマである」と言われています。

アンドリュース・チンさんの作品
ハン・イーさん

ハン・イー 韓逸さん

今回のショーのプロダクション・プロデユーサーであり、「夢時空芸術設計有限公司」の経営者、エンターティメント・プロデユーサーです。
他に数社を経営しており、中でも上海にあるカフェ「古董花園 アンティック・ガーデン」は日本人だけでなく外国人にも人気の観光スポットです。

ハン・イー氏は「ファッション(この場合、物の資源として)の持続は、発展の生命力である」といわれ、今回のショーではMaison Martin Magielaの服をベースとして、不要になったものを生かして(この場合ルイ・ヴィトンのカバンを切り抜き肘宛にしています)おしゃれな服にと再生させました。

ハン・イーさんの作品
リー・ハオさん

リー・ハオ 李浩さん

明治大学に留学。卒業後、大手広告代理店就職を経てNHK中国語口座に出演。その後中国に帰国。現在シャンプー剤のメーカー、販売会社を経営しながら スポーツ選手の支援、サポートをしています。

リー・ハオ氏からは、「ファッションとは虚栄のものではなく、内面的なものであり、時代を超えるものである」との理念を提示いただき、今回のショーではYves Saint Laurantをベースに新しい世界を作り上げました。

リー・ハオさんの作品

PROVIDE 衣裳提供

ビンテージのアクセサリー特集雑誌への衣裳提供

上海で出版された雑誌のビンテージのアクセサリー特集号に衣裳を提供しました。
和装の帯を身頃に当てたスーツです。